人気3人組バンドMrs. GREEN APPLEの公式サイトが更新され、YouTubeで公開した新曲『コロンブス』のMVについて、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現があったとして公開を中止したと発表した。
6月12日にMrs. GREEN APPLEの新曲 「コロンブス」のミュージックビデオを公開いたしました。
本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA で制作いたしましたが、
歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。
当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります。
https://mrsgreenapple.com/news/detail/20373
コロンブスのMVはなぜ公開中止に?
Mrs. GREEN APPLEの新曲『コロンブス』のMVはなぜ公開中止になったのか調査してみました。
MVではもしも生きた時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたら?”という想像の物語が描かれています。
モチーフのコロンブスは奴隷制度を作ったとされる人物です。
MVでは新大陸で家を発見したコロンブスが住民の猿と交流するという内容。
原住民に見立てた猿を「教育」、「馬車を弾かせる」などの描写がされています。
これに対して先住民を馬鹿にしてるだろ!と大炎上。
MVを公開停止に。
こういった流れのようですね。
それではネットの反応を見ていきましょう。
『コロンブス』MVに対してのネットの反応
歴史的な背景を考えるとアウトと言われてもしょうがない内容のようですね。
偉人、コロンブスとは
MVのモチーフになっているコロンブスの奴隷商人としての側面のについて調べてみました。
クリストファー・コロンブス
大航海時代の探検家・航海者・奴隷商人。
- 新大陸に上陸したその日に先住民を捕まえ、奴隷にすることを命じた
- 金の採掘作業を先住民に強制、採掘量が足りない者は手の切断で罰せられた。
- 雇い主だったスペインのイザベル女王から先住民を奴隷にする許可を得ていた。
こうして捉えた奴隷をスペイン本国に連行し、人身売買していたという記述もあります。
まとめ
新大陸を発見した英雄とされるコロンブスですが、近年では残忍な側面が注目されています。
コロンブスのMVはそういった歴史背景を考えずに作ったと言われても仕方がない内容のようです。
MVは公開中止になりましたが、この事がMrs. GREEN APPLEの活動に影響を与えないといいですね。